毎日の朝食やランチ、おやつに欠かせない存在のパン。
ふわふわの食パンから、噛み応えのあるハード系まで、パンにはさまざまな種類があり「このパン、硬いな」「いや、これは固いと言うべき?」とふと漢字はどっちと迷ったことはないでしょうか!
今回は、「パンが硬い」「パンが固い」という漢字表現の違いから、パンのソフト系・ハード系の分類マップまで、パンのかたさにまつわる疑問をまるっと解決します!
- パンが硬い?固い?漢字が正しいのはどっち?
- かたい(ハード系)と柔らかい(ソフト系)の分類マップ決定
- かたい(ハード系)パンと柔らかい(ソフト系)パンのおすすめ選び方!
パンが硬い?固い?漢字が正しいのはどっち?

国語辞典と広辞苑で調べた結果、パンが「かたい」と言いたいときの漢字表記は、基本的に 「硬い」 を使うのが適切です。
「パンが硬い」「パンが固い」……どちらもよく聞く表現ですが、実は漢字の意味には違いがあります。
「硬い」と「固い」の違いは?
漢字 | 主な意味 | 使用される場面の例 |
---|---|---|
硬い | 物理的に柔らかくない、歯ごたえがある | パンが硬い、ベッドが硬い、態度が硬い |
固い | 形がしっかりしていて崩れにくい、気持ち・態度が揺るがない | 意志が固い、団結が固い、固形物、固まる |
「硬い」は、金属のように物理的に弾力やしなりが少なくて強いものに対して使われることが多い漢字。
一方で「固い」は、形が変わりにくく安定していること、あるいは気持ちや態度がしっかりしている様子を指しているようですね!

つまり、「パンが硬い」と言うとバゲットのように表面がガリッとしていて噛み応えのあるハード系パンを連想させ、「パンが固い」と言えば、中までむぎゅっと詰まっていてしっかりとした食感のあるパンを指すというイメージが湧きました!
とはいえ、日常会話ではそこまで厳密な使い分けはしていませんよね。
GoogleやYahooといった検索エンジンでも、「硬い」「固い」どちらの表現も一定の検索ボリュームがあったので、これは多くの方にとって曖昧なものだとわかりました。
この記事を読んでくれた方には一応は「パンが硬い」という表記が正しいらしいと覚えてもらえると嬉しいです!
かたい(ハード系)と柔らかい(ソフト系)の分類マップ決定


パンの世界では「ハード系」と「ソフト系」という分類がよく使われます。
ここでは、パンの「かたい(ハード系)」や「柔らかい(ソフト系)」を軸に、主なパンを分類してみました。
かたい(ハード系) | 柔らかい(ソフト系) | |
---|---|---|
内部モチモチ | バゲット / フランスパン / フォカッチャ | テーブルロール / メロンパン / パンケーキ |
内部フワフワ | ハードロール / リュスティック / フランストースト | コッペ / ショクパン / クリームパンき |
もう少し具体的に見ていきましょう。
ハード系(硬い/固い)パン代表例


- バゲット(バケット)
- カンパーニュ
- フランスパン
- ライ麦パン(ドイツ系)
- フォカッチャ(焼き加減による)
これらは「 ハード系パン」の代表格。
表面がガリッとしており、中もぎゅっと詰まっていて噛み応えがあります。



パン好きの間では「ハード系パンこそ本物!」という声もあり支持率高めです。
ソフト系(柔らかい)パン代表例


- 食パン
- ロールパン
- コッペパン
- メロンパン
- クリームパン
ソフト系パンの代表例はこちらです。
個人的にはハード系パンが好きですが、疲れたときなどはふわっふわ、もちもちとした食感のパンが無性に食べたくなります。
そう感じる方が多いからか、子どもから高齢者まで幅広く人気があるのがソフト系パンです。
中間のパン


最後にハード系ともソフト系とも違う、中間食感のパンの代表例は下記の通りです。
- クロワッサン
- ベーグル
- イングリッシュマフィン
これらは硬いとも柔らかいとも言い切れない絶妙な食感。
ベーグルは密度が高く「固い」印象を受けますが、外側がむちっとしていて硬くはありません。
クロワッサンは層がサクサクしていますが、ハード系には分類されませんね。



中間食感のパンのなんともいえなくクセになる食感が人気ですよね!
かたい(ハード系)パンと柔らかい(ソフト系)パンのおすすめ選び方!


かたい(ハード系)と柔らかい(ソフト系)、どちらを選ぶのかは目的やその日の気分によって変わります。
こちらでは個人的なおすすめ選び方を紹介します。
朝食にぴったり!
忙しい朝には、さっと準備できてトーストやサンドイッチにぴったりなのはソフト系のパンです。
言うまでもないですが、食パンやロールパンはバターやジャム、チーズを合わせてもおいしく、アレンジも多彩なので毎朝の朝食にチョイスしている方も多いでしょう。
トースターでカリッと焼けば香ばしさもアップし、朝の気分を明るくしてくれます。
おつまみやワインに!
ゆっくりと時間のある夜にお酒を楽しみたい日は、ハード系パンのバゲットやカンパーニュがおすすめです。
チーズや生ハム、パテなどとの相性が抜群で、シンプルにオリーブオイルを添えるだけでも贅沢な味わいに!
硬めの食感が噛むほどに旨味を引き出し、ワインとのマリアージュも楽しめます。
保存性で選ぶなら?
日持ちを重視するなら、ハード系パンがおすすめです。
水分量が少なく保存性が高いため、常温でも数日間美味しさを保てます。



ただし暑すぎる日は常温保存は避けて冷凍庫にいれちゃいましょう!
日持ちするのはハード系パンですが、ソフト系パンはためらわずに冷凍庫にすぐに入れるとグッド!
食べたいときに解凍してトーストすれば、ふわふわの食感が復活して毎日の食卓に手軽に取り入れられます。



ロールパンを1つずつサランラップに包んで冷凍庫に入れていると子どもの朝ご飯にとっても便利ですよね。
まとめ
今回は「パンが硬い?固い?かたい(ハード系)と柔らかい(ソフト系)の分類マップ決定」と題してパンが「かたい」ときの漢字表記は「硬い?or固い?」という素朴な疑問から、ハード系とソフト系パンの分類マップを表にまとめました。
「かたい」という言葉には複数の意味があり、「パンがかたい」に関しては「硬い」が適切だとわかりました。
ハード系パンとソフト系パン、またそのどちらでもない中間食感のパンを分類して代表例をまとめ、選び方を紹介。
ぜひ今度パン屋さんでパンを選ぶときは、「これは硬い?固い?」「ソフト系かな?」なんて考えながら、あなた好みのパンを見つけてみてくださいね!